近年、健康的な生活を送ることが一種の流行りを迎えている。

その中で、老若男女を問わずスポーツをしたり、健康の維持のためランニングをしたり、ジムに通って筋トレをしたりなど、様々な形でスポーツが生活の中に取り込まれるようになった。

また、最近ではライザップやフィットネスジムなどで、インストラクターとマンツーマンでトレーニングを行い、目標に合わせてトレーニングを行うといったスタイルも流行っている。

それも相まって、スポーツインストラクターという職種のニーズが上がってきている。

今後、高齢化社会が進展するにあたってスポーツインストラクターという職種のニーズはより高まっていくともがんがえられるだろう。

本記事では、スポーツインストラクターの基本的な情報と、今後どのような展開が考えられるのかを解説する。

スポーツインストラクターとは?

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スポーツインストラクターとは、フィットネスクラブはスポーツジムにおいて、一般の方を対象にトレーニング指導を行う仕事です。トレーナーがマンツーマンで指導を行うのに対して、インストラクターは複数の人に対して同時にトレーニングを指導します。その例として、ヨガスクールやスイミングスクールなどがイメージしやすいものとして挙げられる。

複数の種目をまたがって指導するというよりは、特定の種目を指導する機会の方が多い。

しかし、最近では高齢化の流れを受け、特定のスポーツを指導するだけでなく健康増進を目的とした運動教室や福祉施設などで、指導を行う機会も増えてきているという。

つまり、スポーツインストラクターの仕事は、様々な施設でその施設の利用者や生徒がスポーツを楽しく、かつ安全に続けられるようにサポートをする仕事と言える。

スポーツインストラクターの業務内容

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実際の業務の大枠はこの4つだ。

①利用者の健康状態や目的に応じた、科学的根拠に基づいたトレーニングメニューの作成
②スポーツやトレーニングへの取り組み方や必要な器具の使い方の指導を行う
③利用者のレベルや目的に応じて安全で楽しく行えるよう継続的な指導を行う
④利用者が目的や目標を達成できるよう、多面的にサポートする

スポーツインストラクターとして、就職する企業や施設によって詳細な業務は変わってくる可能性はあるため、適宜気になっている企業や施設で働いている人にインタビューをしてみるのもいいかもしれない。

スポーツインストラクターになるには?

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それでは、そもそもスポーツインストラクター になるには、どのようなプロセスが必要なのだろうか。

スポーツインストラクターになるには、フィットネスクラブやスポーツ施設などに採用されて仕事に就くことが一般的だ。こういった働き先では、専門学校や体育系の大学の卒業者が多く働いている。

スポーツインストラクターとして働くには、実は特別な資格などは必要ない。

しかし、運動の指導を行うにあたって、スポーツ栄養学やスポーツ生理学などといった教養を身につけておくことが一般的とされている。

そのため、専門学校などで基礎的な学習を行なった上で、就職をするというケースが多い。

また、専門的に特定のスポーツの指導を行う、スポーツインストラクターを志望する場合は、日本体育協会主催の競技別指導者資格などを取得しておくとなお良いだろう。

スポーツインストラクターに求められる力とは?

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スポーツインストラクターは、幅広い年齢層の方と接し、様々な対応を求められる場合がある。

その中で、スポーツインストラクターとして求められる力として下記が挙げられる。

①高いコミュニケーション能力

スポーツインストラクターは、スポーツを指導するという立場から、高いコミュニケーション能力が必要とされる。

②分析力

適切な指導を行うために、利用者や生徒の状況を把握し、整理・分析ができる人材であることが求められる。

③思いやり力

スポーツインストラクターは幅広い年齢層の方への指導を行うケースが多い職種であるので、どうしたら快適にスポーツを行うことができるかを考える必要がある。その上で、利用者のことをとことん考え、気持ちよくスポーツしてもらうための行動を実施していく能力が求められる。

④PDCA力

いかに生徒のモチベーションを上げ、継続をさせるかを試行錯誤しPDCAを回す力が必要とされている。

今後の展望

それでは、スポーツインストラクターという仕事は今後どのような展望が考えられるのだろうか。考えられることとしては、下記などが挙げられる。

①スポーツ人口の増加によりニーズがさらに上昇する。

2020年の東京五輪などの世界的なスポーツイベントが立て続けに日本で開催されることも寄与して、日本におけるスポーツ需要が高まる可能性が高い。

また、高齢化が加速し、健康産業自体のニーズは高まることは間違い無いだろう。
それによって、運動の指導ができるスポーツインストラクターの需要は、高まっていくのではないだろうか。

②スポーツインストラクターの活躍の場が拡大する。

現在は、フィットネスジムやスポーツジムなどの場所を中心に、スポーツインストラクターは仕事をしているが、今後は小学校や中学校などの教育の中に、運動の指導を根拠に基づいた方法で実施できる人材が求められていく可能性がある。

また、学校の部活では高校の先生が部活指導を行うのではなく、外部の専門的な指導者が指導を行うような方針になっていくことが現在、検討されている。

そのため、部活指導といった仕事も今後スポーツインストラクターの仕事になっていく可能性が大いにある。

③特定の資格を取ることがより評価につながる。

現在スポーツインストラクターは、資格がなくても就業することができる。

そのため、有資格者だけでも50万人を超えている。

その中で、スポーツインストラクターとしてキャリアステップをしていくためには、資格を持ち信頼を勝ち取っていくことがより重要になると考えられる。

他のスポーツインストラクターの方との差別化をどう図るかによって、スポーツインストラクターとしてのキャリア形成は大きく変わることになるだろう。

まとめ

いかがだっただろうか。近年のスポーツへの期待や盛り上がりには目を見張るものがある。

それもあって、スポーツインストラクターの活躍の幅も今後より一層拡大することも考えられる。

現状は、まだスポーツは生活の一部として認識されるほど文化にはなっていないが、子供の運動能力の低下や健康寿命の低下など健康などに関わる課題が浮き彫りになっている。

それも相まって、スポーツがより一層教育や生活の中で重宝される機会が来ることも大いに考えられる。

そうなった時に、よりスポーツインストラクターの価値やニーズはより高いものになっていくのでは無いだろうか。

(編集:Sports Job Journal 編集部)